会社にウイルスがやってきたら? なぜ「ウイルス、ウイルス」と言われるの? 信頼される企業の「ウイルス対策」
 
信頼される企業の「ウイルス対策」

 世の中は大きく変わりました。
 交通網の発達が一方で交通事故をもたらしたのと同様、コンピュータ社会の進展において、ウイルスという副作用はやむを得ないものなのかもしれません。
 いずれにしても知らぬ間に自社が加害者になってしまう可能性があるのですから、無視するわけにはいきません。ウイルスへの対策は、すでに社会ルール・社会常識になっているとも言えるでしょう。

 では、ウイルス対策にはまず何をすれば良いのでしょうか。


企業のウイルス対策 3つの柱。      

 

 
1. 責任者を決める
2. 常に新しい情報を入手する
3. 教育と仕組みづくりを行う

1. 責任者を決める      

 「皆でやろう=誰も責任を持たない」
 ウイルス対策を仕事として怠りなく遂行するために、担当者を任命することからスタートしましょう。専任でというのは無理かもしれませんが、ポジションを決めることで、仕事の責任がはっきりし、他の社員の自覚を促す効果が期待できます。


2. 常に新しい情報を入手する      

 ウイルスはこれを対策するソフトウェアを用いれば、確実に退治することができます。しかし、やっかいなことに、ウイルスは常に新しいものが作りだされており、対策ソフトに登録されていないウイルスがきたら効き目がありません。
 このため、新種のウイルス情報を適宜入手し、対策ソフトも新種対応のものへの更新(最新ウイルスパターンファイルの入手)が大切です。
 また、ウイルスはソフトウェア上の欠陥(セキュリティホール)を巧みに見つけて侵入してきます。マイクロソフト Windowsなどの汎用ソフトウェアでは、セキュリティホールが見つかると解決策(パッチ)が発表されます。こういった情報もマメに入手しましょう。

参考サイトを紹介します。

・ ウイルス情報
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/
・ ウイルス情報メール配信
 http://www.trendmicro.com/jp/security/email/overview.htm

3. 教育と仕組みづくりを行う      

 パソコンやサーバーを使うのは社員一人ひとりです。コンピュータはネットワークで接続され自由に情報をやり取りできるため、モラルの低い社員がウイルスを撒き散らし、全社に迷惑をかけることもあり得ます。最も意識の低い社員が会社のウイルス対策レベルと認識し、教育を行うことが大切です。

 最小限、
 知らない人からのメールは受け取らない
 ・ メールの添付ファイルは不用意にクリックしない
 ・ 最新メールを自動的に開く設定はしない(プレビュー表示の禁止)
 ・ 怪しいWebサイトにはアクセスしない
 ・ フロッピーやCD-ROMの扱いに注意する
 などの励行を徹底しましょう。


 しかし、いくらモラルが大切といっても、対策を個人の意識にだけゆだねるのは危険です。個々人の状況のみに依存せず、全体を管理できる仕組みを作りたいものです。
 その際に有効なのが、各パソコンやサーバーのウイルス対策を一元管理できる対策ソフトウェアです。管理者側のサーバーから、社内ネットワークにつながるパソコンに対し、強制的にウイルス対策を実施することが可能になります。
 これを用いると、
 ・ すべてのパソコンのウイルス状況を監視
 ・ 各パソコンのウイルス対策ソフトを適宜最新のものに更新
 ・ 同じネットワーク内にあるすべてのサーバーに対策を実施
 ・ ネットワークとの出入り口で、ウイルスメールの送受信をストップしたり、ウイルスに感染する悪質なWebサイトからの通信をさえぎったりして、外部とのウイルスの通行を防御
などの対策を、社員が意識せずとも実行することができます。
 ウイルス対策をもれなくトータルで実施できるのが大きなメリットです。
 社員の意識を高めつつ、人だけに依存しない管理体制を整える――経営を脅かすウイルスには、こうした姿勢をもって対処したいものです。


しかし、まさかの時の準備も必要      

 とはいっても、ウイルスを100%、完璧に防御する方法は残念ながらありません。万が一に備えて対処方法をガイドライン化しておくと安心です。
 他のパソコンや他社に被害を及ぼさないためには、感染したパソコンをネットワークから切り離すのが何より優先です。ウイルスメールが来たことをメールで連絡するといったおかしなことはしないよう、手順を定めておくとよいでしょう。
 こうしたガイドラインが、まさかのときに会社を救うことになるのです。



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