#1 セキュリティ詐欺
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※この動画はフィクションです。登場人物は実際の犯罪者ではありませんが、現実にあった事例をもとに構成しております。暴力的な表現は含まれません。
あぁ、俺らがどうやって犯罪してるか聞きたいんだっけ?
まぁ、いろいろやってるけどさ。
俺が一番得意なのは、マルウェアを使う方法だな。

マルウェアって何だかわからない?
ま、簡単に言うとウイルスだな。

要するに君らのパソコンに、あの手この手で、プログラムをインストールさせるわけ。で、そのプログラムが、君らの気付かないうちに、パソコンで入力された個人情報を送っちゃうの。キーボードで打った文字をどんどん盗み出す。
キーロガーっていうソフトなんだけどさ。
ごっそりカード番号やパスワードが取れるってわけよ。

で、この仕事のポイントはさ、
いかにウイルスをインストールさせるかって手口なんだよね。
クリエイティビティってやつが求められる仕事なわけ。

マイブームは、偽のセキュリティソフト型のウイルスね。
インストールさせる手口もいろいろ工夫してる。
海外でも流行っている路駐の車を狙ったやつとか。
昔ほら、駐禁ってビニールの外れないやつをつけられてたけど、
最近シールじゃん?

あれによく似たのを作ってさ、路駐の車に張っておくと。

でそのシールにはさ、「このWebサイトを見て手続きしろ」って書いてあって、そのWebサイトにアクセスすると自分の車かどうかを写真で確認するために、写真検索ツールバーをインストールしろって書いてあるの。
この時点では被害がわからないんだけど、パソコンを再起動したときに、

「あなたのコンピューターはウイルスに感染しました。
駆除するためにウイルス対策ソフトを導入してください。」
と出てくるの。

びっくりするよね。

で、リンクしてあるセキュリティソフトを買わせるってわけ。
もちろん偽物だけどね。
偽物どころか、それもウイルスになってる。
え?怪しいソフトぐらい見分けがつくって?

いや、悪いけど、だまされるよ。
ほら、本物そっくりだから。

最初の接触をインターネット以外にするってのは手がかかるんだけど、なかなかだませる率はいいんだよな。
やり口はほかにもあるぜ。
Internet Explorer 7のアップデートファイルといって、ダウンロードサイトに誘導するとか、ハリウッド女優のきわどい動画っていって誘導するとかね。それっぽい偽サイトを作ることもあるし、大量のスパムメール送るときもある。怪しいWebサイトに行かなければいいと思うだろうけど、有名なWebサイトそっくりに作っちゃえば、なかなか気付かないんだよ。

URLもさ、wwwになってるのを、vv vv vvとかにしてさ、
いろいろやってるわけよ。
あとさ、広告活動?とか、そういうのもちゃんとやってるわけ。
具体的にはさ、アフィリエイトプログラムを導入してる。偽のセキュリティソフトを販売するために。
俺らの偽セキュリティソフトを普通のBLOGとかで紹介してもらって、売れたらBLOGのオーナーに何%か払うって仕組み。まぁ、そのBLOGのオーナーとかもひどいやつらだよな。
セキュリティソフトはちゃんと有名なメーカーのを使えってことなんだけどさ、BLOGとか口コミで紹介されると、結構売れるんだよ。売れた上に、個人情報もどんどんとれる。たまに引っかかるぜ。証券会社のWebサイトのパスワードとか銀行のパスワードとか。これこそ、一石二鳥。
誰が最初にやりだしたんだかしらないけど、うまいこと考えたもんだよ。ほんと。

マルウェア

使用者が予期していない、使用者の不利益となる不正な活動を行うプログラム。
偽のセキュリティソフト

ウイルスである偽のセキュリティソフトを購入させる詐欺で、2007年ごろから流行中。Antivirus XP 2008/2009、System Doctor 2006、PC Secure systemsなど、もっともらしい名前のものが多く、実際にはウイルス駆除をするどころか、個人情報などを流出させる。

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