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セキュリティマガジン TREND PARK

堀場製作所、イノベーションと成長を支えるITセキュリティ戦略

~見えない資産への投資が世界ブランドを築く~
【ITセキュリティ先端企業 対談シリーズ2】


「セキュリティが『HORIBA』ブランドを守る」

トレンドマイクロ株式会社 取締役副社長 日本地域担当 大三川彰彦

大三川先進的なIT活用は経営に効果をもたらす一方で、セキュリティリスクの増大という側面もあります。ITの利便性を享受しながら、一方でどのようなセキュリティ対策に取り組んでこられたのでしょうか。

新井氏1990年代にウイルスの問題が顕在化し始めた当初から、経営陣含め、そのリスクを認識し、セキュリティ対策は最優先事項として取り組んできました。組織としてセキュリティ対策レベルを高めるためには、IT部門だけが、リスクを認識し、危機意識をもつだけでは不十分です。経営陣や従業員に対して、変化する脅威に合わせて、必要な知識を周知徹底させ続けることが、IT部門の務めであると考えています。セキュリティ製品による対策はもちろんのこと、ITを利用する従業員のセキュリティ意識を高めるため、セキュリティ教育を継続的に実施しています。

赤松氏(株式会社堀場製作所 業務改革推進センター 部長)スマートフォンからの情報漏えいやSNSの炎上などセキュリティのリスクも多様化しています。こうした背景から、昨年から2月をセキュリティ月間として、全従業員を対象に集合教育やEラーニングによるセキュリティ研修を実施しています。

2回目となる今年は、情報漏えいをテーマにセキュリティ教育を実施しました。管理職向けの研修では、トレンドマイクロさんから提供いただいた標的型攻撃を解説したムービーを利用しました。組織を狙う攻撃も複雑になっているため、今回のムービーのように分かりやすい教材は、受講者のセキュリティ意識の向上に効果的であると感じています。

大三川ありがとうございます。セキュリティの重要性は理解されつつも、御社のように最優先事項として、トップマネジメントを含め意識を共通化できている組織はまだまだ多くないようです。

株式会社堀場製作所 業務改革推進センター 部長 赤松直哉氏

新井氏堀場製作所では、セキュリティ対策はすなわち、「HORIBAブランド」を守るためのものであると考えています。今年で創立60年を迎え、長きに渡る積み重ねの結果が今のブランドにつながっています。しかし、一旦セキュリティ事故が発生すれば、社会的な信頼は失墜し、一夜にしてブランドは崩壊してしまいます。

こうした観点から、堀場製作所では、製品に対するセキュリティ対策も以前から取り組んでいます。万が一、出荷した製品にウイルス感染が発見されれば、重大な信用問題になります。そこで、トレンドマイクロさんに相談し開発されたのが、出荷前の製品に差し込んでウイルス検索・駆除ができるUSB メモリ型のツールです。

大三川「Trend Micro Portable Security™(以下、TMPS)」ですね。当社でも、オフライン端末向けのセキュリティ対策製品の企画を進めており、御社のご要望やご事情を伺うことで、お客さまの課題を解決するソリューションを迅速に開発、ご提供することができました。

鈴木氏(株式会社堀場製作所 業務改革推進センター テクニカルマネージャー)発生した事例はありませんが、ウイルスに感染すれば、分析・計測結果の誤差や異常が引き起こされる恐れもあります。こうした課題に直面していた時に、相談したのがトレンドマイクロさんです。われわれのニーズをくみ取りながら、要件に対応する製品開発に柔軟に取り組んでいただきました。TMPSを通じて、堀場製作所の製品だけでなく、業界全体、ひいては社会の安全性確保にも貢献できることをうれしく思います。

赤松氏TMPSを導入前の製品のウィルスチェックは、出荷製品をそのままチェック するのが難しく、大きな手間になっていたのに対して、TMPSの場合、最終出荷の状態でウイルス検索・駆除を行えるため、工数削減も実現できました。今後は、海外子会社への展開も進めていきたいと考えています。

新井氏トレンドマイクロさんとのお付き合いは大変長く、1990年からウイルスバスターを利用し、現在では、こちらのセキュリティ要件に合わせた製品、ソリューションの組み合わせにより、フルレイヤでの対策を提供していただいています。さらに、TMPSのように、ニーズに応じたソリューションを提供してもらうなど、われわれのセキュリティを包括的に支援してくれるパートナーだと考えています。

記事公開日 : 2013.3.29

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