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セキュリティマガジン TREND PARK

国や地域で異なる犯罪傾向に対応し、

プロアクティブな対策を提供


― 今後、どのようなセキュリティ脅威が生まれると予測していますか。

ルースラー近い将来、消費者の主要な支払い手段は変わっていくでしょう。。具体的には、NFCを経由した銀行口座からの直接決済が一般的になると考えられます。NFC搭載のスマートフォンを決済手段として利用するシーンが増えれば、サイバー犯罪者はモバイルをターゲットとする攻撃の質を高め、金銭の不正取得を狙ってくるはずです。

情報を人質に金銭を脅し取る犯罪の出現を予測

― 各地で行われるリサーチの成果は、どのようなことに利用されるのでしょう。

マーティン・ルースラー

ルースラートレンドマイクロの使命は、お客さまが安全にインターネットを利用することです。FTRの研究成果も、弊社のソリューションに速やかに反映することで、より強固なユーザ環境の保護につなげています。それだけでなく、サイバー犯罪組織を摘発するための証拠として捜査当局に提出するケースもあります。近年では、国境を越えて引き起こされるサイバー犯罪の増加に伴い、従来に増して各国の捜査機関との相互協力の必要性が高まっています。この中で、世界中の捜査当局と密接な連携を取りながらサイバー犯罪者の摘発においても成果を上げるFTRの意義はますます大きくなっていると自負しています。


ただ、犯罪組織の摘発という意味では、リサーチの結果として得られた情報は無条件に証拠能力が認められるわけではありません。国によって法的な証拠として認められる情報提供の手続きは異なりますし、捜査当局から犯罪活動の証拠の提供を拒まれるケースもあります。FTRは、各国の組織と適切に協力し、相互に信頼関係を築くことで、いくつかの犯罪組織摘発に協力してきました。FBIと協力してDNSチェンジャーの運営に関与していたサイバー犯罪者グループの摘発に寄与したり、日本でも、過去に京都府警と連携し、ワンクリック詐欺サイトを運営していた被疑者を摘発するなどの実績があります。

【TrendLabs SECURITY BLOG 参考記事】

― 今後、どのようなセキュリティ脅威が生まれると予測していますか。

ルースラー近い将来、消費者の主要な支払い手段は変わっていくでしょう。。具体的には、NFCを経由した銀行口座からの直接決済が一般的になると考えられます。NFC搭載のスマートフォンを決済手段として利用するシーンが増えれば、サイバー犯罪者はモバイルをターゲットとする攻撃の質を高め、金銭の不正取得を狙ってくるはずです。

また、SNSの普及により、公開されたくない写真を無断でSNSに投稿されたり、プライバシー情報をネット掲示板に書き込まれたりしたことがきっかけで、暴行・傷害事件に巻き込まれたり、勤め先の信用を失って退職に追い込まれたりするケースが発生しています。これがさらに悪質性を増せば、情報を人質に取って金銭を脅し取るような犯罪に結びつく可能性もあるでしょう。

特定の企業や組織を狙う持続的標的型攻撃にも引き続き注意が必要です。このような攻撃では、被害が表面化しにくいため、これまでに確認された事例が氷山の一角である可能性も否定できません。今後は、大規模な企業や組織だけでなく、中堅・中規模企業を狙う攻撃も仕掛けられるはずです。機密情報を扱っていれば組織規模の大小に関わらず攻撃のターゲットになり得ます。FTRでは、今後出現が予測されるさまざまなセキュリティ脅威に対応すべく最適なソリューションの準備を進めていきます。

記事公開日 : 2012.11.13

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