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セキュリティマガジン TREND PARK

トレンドマイクロ、SSLサーバ証明書サービスを開始
クラウド・仮想環境の安全な運用を包括的に支援


新井氏

これまでのSSLサーバ証明書サービスの課題はどこにあるのでしょうか。一般に、従来のSSLサーバ証明書サービスでは、SSL通信を行いたいサーバの台数分の証明書を購入・管理する必要があり、これが企業のセキュリティコストを圧迫する要因になっています。トレンドマイクロ 執行役員 エンタープライズマーケティング部 部長 新井 一人は、「仮想化やクラウドが普及し、ビジネスの規模に合わせてサーバ数が増減するエンタープライズIT環境において、企業がサーバ単位で証明書を購入するこれまでのやり方はもはや現実的ではありません。また、2011年には国外の認証局大手がハッキングされ、偽のSSLサーバ証明書が大量に発行される事件も起きています。証明書があれば通信先が安全であるという信頼性も揺らぎつつあります」と指摘します。

この中でトレンドマイクロが提供するTMSSLは、サーバの増減に対応できる、必要なときに必要な数のSSLサーバ証明書を発行・利用できるなど、クラウド時代のSSLサーバ証明書サービスに求められるさまざまな要件を満たし、高いコスト効果、高レベルの信頼性の獲得、ユーザ環境に合った柔軟性を実現します。新井は、「弊社の既存ユーザ企業は1年間で平均8件のSSLサーバ証明書を発行・利用しています。証明書の発行費用が1件につき8万円以上かかるため、サーバ単位で費用が発生する従来の方式では年間平均で64万円以上のコストを負担している計算です。一方で、TMSSLは定額料金制を採り(参考標準価格 1社当たり約40万円予定)、契約期間において無制限で証明書を発行・利用できるのが大きな特長です。年間数十件から数百件のSSLサーバ証明書を発行・利用している企業がTMSSLをお使いいただければ、セキュリティコストの大幅な削減を見込めます」と語ります。

また、TMSSLでは組織認証(OV: Organization Validation)と拡張認証(EV: Extended Validation)の両方を定額料金で利用できます。OV証明書からEV証明書にアップグレードしても追加料金が発生しないことも特長です。OV証明書では、20年以上にわたりセキュリティ専業ベンダーとしてビジネスを行ってきたトレンドマイクロが、社内に独立した認証局を設置し、WebTrustより認証を受けたプロセスで証明書を発行したい企業の存在情報、ドメイン名の所有情報を確認します。一方、EV証明書は米国の業界団体であるCA/Browser Forumの認証クライテリアにもとづき、より厳格な認証プロセスを経て発行されます。この仕組みによりユーザ企業は、より高い信頼性を獲得することができるのです。

さらに、サーバごとの証明書の登録と購入といった面倒な手続きも不要。トレンドマイクロが設置するポータルサイトから申し込めば、約3日から7日で新しい証明書を発行できます。1つの証明書で複数ドメインをサポートできるだけでなく、日本語のドメイン名にも対応し、複数ドメインの一括登録もできるため、ユーザ環境に合わせた柔軟な運用が可能な点も魅力です。

クラウド時代のセキュリティをトータルサポート

TMSSLは、世界に先駆けて6月29日より日本市場に投入されます。また、海外展開については2012年後半に北米、2013年第1四半期に欧州でのサービス提供を予定しています。

モハメドは、「トレンドマイクロは、日本に根を張った企業として初めてSSLサーバ証明書サービスを提供します。今回のTMSSLの発表は、トレンドマイクロに任せておけば安全と思ってもらえるような技術的な裏付けを示すことも狙いの1つです。クラウド環境への安全な旅をともにする最良のパートナーとして、これからもユーザの実環境にあったセキュリティを提供していきます」と語ります。

こうした背景のもとトレンドマイクロは、既存ユーザの一部に先行して提案活動を開始します。包括的なセキュリティ提案の中で、従来SSLにかけていたコストを削減し、投資バランスを是正しながら、ユーザ企業のさらなるセキュリティ強化を支援したい考えです。

トレンドマイクロが提供するクラウド時代のセキュリティ

大三川は、「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現に向け、セキュリティで貢献できる領域を広げていくのがわれわれのミッションです。データセンタ・クラウド環境のセキュリティプラットフォームとして、Trend Micro Deep SecurityやTrend Micro SecureCloudだけでなく、TMSSLも新たな機能として加わりました。トレンドマイクロは、クラウド・仮想環境への移行に伴って複雑化するお客さまのセキュリティをトータルでサポートする体制を整えていきます」と話しました。

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記事公開日 : 2012.07.04

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