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セキュリティマガジン TREND PARK

新たなIT潮流を活用しビジネスを加速させるセキュリティ戦略とは

Direction 2013 トレンドマイクロ CEO エバ・チェン講演レポート


会場俯瞰

トレンドマイクロは、2013年11月14日、総合セキュリティイベント「Trend Micro DIRECTION」を開催しました。イベント前半のジェネラルセッションでは、代表取締役社長兼CEO エバ・チェンが「トレンドマイクロ スマートプロテクション戦略に向けてCEOやCIO、IT部門が知るべきこと ~あなたの会社の情報保護施策を『スマート』にする~」をテーマに、IT環境と脅威が急速に変化する時代において求められるセキュリティ戦略の指針を示しました。

激変するITインフラと脅威、求められる対策とは?

トレンドマイクロ CEO エバ・チェン

エバは、企業で進むIT環境の変化を次のように説明しました。「トレンドマイクロが創業した25年前から今日までに、IT環境は激変しました。今ではPCの販売台数をスマートフォンが追い抜き、インターネットを通じ世界中の人々が繋がりを持つ世界が実現しました。次々と登場する新たな情報技術により、企業の情報活用は高度化してきました。一方で、IT技術やインフラ、ユーザのIT活用に加え、脅威もまた急速に変化する中、従来型のセキュリティ対策では企業を守ることはできません」。

従来型のセキュリティ対策に転換を迫るIT環境、脅威の変化とは具体的にどうようなことなのでしょうか。エバは次のように説明します。「1つ目の変化が、従業員のIT利活用の方法です。モバイルデバイスをはじめとするデバイスの多様化、クラウドアプリケーションの普及により、すべてに適切なセキュリティを施すことが困難になっています。社内外であらゆるデバイスにより業務データがやり取りされるようになったことで、従来のエンドポイントのみへの対策だけではセキュリティリスクを防ぎきれなくなっています。この変化に適応するためには、ユーザ自身や、ユーザが扱うデータに着目したセキュリティが求められます。

2つ目が、次世代ITインフラの出現です。クラウド・仮想化で、企業のITインフラは大きく変わりつつあります。物理、仮想、クラウド、複数の環境下で、ネットワークは動的、分散化し、サーバへのタスクが複雑化しています。こうしたITインフラの進化により、Webベースのアプリケーションも浸透しはじめ、ネットワークやファイアウォールをはじめとする境界を守るだけのセキュリティでは不十分です。こうしたダイナミックに変化する環境に対応するために必要となるのは、自動化されたセキュリティポリシーの配信、適応が可能な製品や、アプリケーション層に特化した保護です。

そして3つ目が、進化するサイバー攻撃です。特定のターゲットに対して洗練された手口を複数組み合わせて継続的に攻撃を仕掛ける標的型サイバー攻撃では、個々の脅威をブロックする対策では攻撃像の全体が見えず、対策が後手にまわってしまいます。攻撃者が仕掛ける脅威のライフサイクル全体を把握したセキュリティ対策でなければ、重要な情報資産を守りきれません」。

記事公開日 : 2013.12.10

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