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セキュリティマガジン TREND PARK

事業競争力を支える次世代の総合セキュリティカンファレンス 「Direction 2011」レポート


従来の環境では、PC端末などのエンドポイントやファイアウォール、ネットワークへの不正侵入を管理者に通知したり阻止したりするIDS/IPSなど、ネットワークの境界線上で講じる対策によって外部からの攻撃を阻止する「アウトサイド・イン」のアプローチが有効でした。しかし、ネットワークがボーダーレス化した現在ではアウトサイド・インのアプローチだけでなく、ユーザの価値あるデータが外部に奪われることを防ぐ「インサイド・アウト」のアプローチを用いることも不可欠です。また、クラウド時代のセキュリティには、クラウドのインフラ、デバイス、データ、アプリケーションの4つの領域が必要だと考えています。

たとえば、クラウドのデータを保護する方法として有効なのは、クラウド上の共有ストレージに格納したデータを暗号化すること。これにより、暗号化されたボリュームへの外部からの侵入を防ぐことが可能です。データセンターの基盤はクラウドプロバイダーによって運営してもらい、データの安全性は自社で担保するというようにインフラ運用とデータ所有のオーナーシップを明確に分ける必要があるでしょう。またモバイル端末では、3Gネットワークを使ってブラウジングした数分後には別のネットワークを使って社内システムにアクセスすることが常態化します。

この領域ではシームレスなセキュリティを実装することで、いかなるネットワークを利用していようとも強固なプロテクションを維持できることがカギになってくるでしょう。エバは、「エンタープライズセキュリティ市場は大きな転換点を迎えています。トレンドマイクロはクラウド時代のセキュリティパートナーとして独創的なイノベーションを生み、より安心・安全なクラウド環境の運用をサポートしていきます」と講演を締めくくりました。

知識経営の実践が競争力の源泉に

「これからのNIPPONを創る"知識経営"」と題した基調講演では、知識経営の第一人者として知られ、海外からも高い評価を受けている経営学者の野中 郁次郎氏(一橋大学名誉教授)が登壇しました。講演の冒頭で野中氏は、「企業は単なるマネーメイキングマシーンではなく、ナレッジ・クリエイティング・エンティティ、つまり、知識を磨いて知恵を高めていく知識創造体ととらえなければいけません。知識創造が競争力の源泉となる時代において、企業は新たな知を創出し続ける必要があります」と指摘しました。

記事公開日 : 2011.08.16

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