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セキュリティマガジン TREND PARK

情報資産に迫る脅威から 企業を守る

標的型サイバー攻撃対策の「カスタム ディフェンス」など3つを基本方針に
大三川 彰彦 トレンドマイクロ株式会社 取締役副社長 日本地域担当


先端ITの活用をセキュリティで支援
パートナとの連携で企業ごとの課題に応える

― 企業でスマートフォンなど新しいデバイスの活用が進んでいます。セキュリティ上、どのような点に注意を払う必要があるのでしょうか。

大三川特にAndroid端末に感染する不正プログラムは、Windows PCに感染する不正プログラムのおよそ4倍という驚異的なスピードで増加しています(※3)。このため、端末へのセキュリティ対策は不可欠と言えます。一方で、スマートフォンなどスマートデバイスの進展で、様々な環境で業務アプリケーションが利用されていくことを考えると、端末を守るという視点だけでは不十分なことは明らかです。外出先で、スマートフォンから社内ネットワークにアクセスしデータを取り出して、クラウドサービスで取引先に共有するなどということは、今では珍しい光景ではありません。万が一、クラウドサービスに保管した機密情報が漏えいすれば、企業にとって大きな損害になりかねません。

このような環境で、安全性を確保しながら、新しいITのメリットを享受していくために、鍵になるのが、従業員がどのような環境でデータを利用する場合も、安全にお使いいただけるセキュリティ対策です。当社では、「エンドユーザ保護の徹底」という観点で、デバイス管理やアプリケーションコントロール、情報漏洩対策などに加え、新たに企業向けのデータ共有、暗号化製品を加え、従業員が最先端のITを安全に活用するために必要なセキュリティ対策を包括的に提供します。

また、利用者や端末の場所によらない一律のセキュリティ対策の適用を実現するために、パートナ企業様とクラウド型セキュリティサービスの展開を推進します。これまで個別に提供してきたクラウド型ソリューションをひとつのサービスブランドに統合し、ラインアップの拡充を図ることで、企業に必要とされるセキュリティ対策をクラウド型サービスとして包括的に提供します。IT環境が進展し、管理者の負担が増える中、必要な時に必要なセキュリティをクラウド型サービスとして容易に利用できるという点で、多くのお客さまの課題に応える柔軟性あるサービスと言えます。

― 企業向けのデータ共有、暗号化製品とは具体的にどのようなものでしょうか。

大三川当社が提供するセキュアなストレージ上で、同期や共有をすることで、データの安全性を確保できる製品です。一般に提供されているオンラインストレージサービスと同程度の容易さで使うことができ、従業員に特別な負担をかけないため、安全性と利便性を兼ね備えた製品と言えます。スマートデバイスやオンラインストレージの利用など従業員のIT活用がより柔軟なものになれば、セキュリティ対策が必要になりますが、使い勝手が損なわれてしまえば、利用自体が回避されかねません。このため、企業のセキュリティにおいても、安全性と利便性の両面を備えていることは、重要なポイントになるでしょう。

― 国内企業のクラウド移行が着実に進んでいます。一方で、物理・仮想・クラウド環境が混在し、セキュリティで守るべき対象が広がり、複雑になったことで、正確にセキュリティリスクを把握し管理することが難しくなっています。

大三川多様化、複雑化する企業のITインフラに対しては、管理がシンプルでパフォーマンスを損なわないセキュリティソリューションで応えます。企業のクラウド移行に先駆け、当社では、2010年から仮想・クラウド環境に最適化されたサーバセキュリティ製品として「Trend Micro Deep Security™」を提供しています。国内企業においても、VDI の導入など仮想・クラウド環境の利用が着実に進んできたことで、製品の導入が好調に拡大しています。さらに今後、「クラウド&データセンター セキュリティ」を観点に、クラウドデータ暗号化製品の強化、SSLサーバの証明書サービスの提供、また仮想・クラウド事業者様との協業を通じ、安全なクラウド運用を実現する環境の整備を推進します。

企業のIT環境が進展し、脅威が深刻になる中、お客さまの環境も必要とされるセキュリティも様々になってきています。製品のみならず、技術や人材、サポートに更なる磨きをかけ、あらゆるお客さまの課題に応え、安心をお届けできるよう取り組んでまいります。

記事公開日 : 2012.06.03

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