ServerProtect™

サーバ専用のウイルス対策と効率的な運用

概要

企業のファイルサーバは情報交換の場であり、セキュリティ上のリスクになる可能性があります。ネットワーク内部に感染したクライアント端末が存在すると意図せずウイルスに感染したファイルをサーバにアップロードすることで、2次感染の恐れがあります。

ServerProtectは、ウイルス、スパイウェア、ルートキット対策を備え、シンプルで自動化されたサーバセキュリティ運用を実現します。ServerProtectは不正プログラムをリアルタイムで検索、検出します。さらに標準装備のクリーンナップ機能で不正なコードを除去し、システムを復旧します。管理者は1つの管理コンソールから組織全体のサーバに不正プログラム対策の実施、管理、更新を一元的に行うことができます。この堅牢なソリューションにより、企業は、圧縮アーカイブを含むサーバ上のファイルシステム全体を保護し、ウイルスパターンを配布して侵入したウイルスを除去できます。さらに、ダメージクリーンナッププロセスの自動化により、ウイルス感染によるシステムの改変を元に戻すことができます。その結果、ウイルス感染に伴うコストと労力を大幅に削減できます。

ソフトウェア

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脅威対策

  • ウイルス
  • スパイウェア
  • ルートキット
     

保護の対象

  • Microsoft Windowsサーバ
     

主な機能

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信頼性と効率性に優れた不正プログラム対策

  • 包括的な不正プログラム対策の実施において幅広い実績を持つ、検索エンジン技術を実装
  • ルールベース方式とパターン認識の技術を組み合わせて不正プログラムの検出を効率化
  • スパイウェアとルートキットを検出および復旧するためのAPIを搭載
  • 組織内コミュニケーションの安全を確保し不正プログラムによる業務の中断を阻止
     

検索の自動化による保護の最適化

  • リアルタイム検索、手動検索、予約検索、導入、ログ記録、統計の特定のワークフローニーズに合わせたタスク別のカスタマイズ
  • 予約検索タスクを分割し、使用率の高いディレクトリを使用率の低いディレクトリとは異なる頻度で検索
  • 1日の異なる時間帯に応じたカスタム検索ポリシーの作成とトラフィック分析を可能にすることでリソースへの影響を削減
     

一元化された導入と管理

  • 初期導入と継続的な管理を効率化
  • システム監視、ソフトウェアアップデート、設定変更、イベントレポートをリモートコンソールで集中管理
  • 単一コンソールから複数のServerProtectインフォメーションサーバを制御し、すべてのサーバにおいて製品をアップデート(※)
  • 複数サーバに対して同時に製品のプログラムとアップデートを配信し、サーバステータスをリアルタイムで監視(※)
  • 複数サイトのネットワークにまたがり、セキュリティポリシーを集中管理(※)

※ 統合管理ツールTrend Micro Apex Centralを利用

迅速な保護機能とクリーンナップ機能

  • 不正プログラムの自動クリーンナップ/復旧機能を使用し、サーバから不正プログラムの残存物を除去して再感染を最小化
  • 保管された圧縮ファイルの不正プログラム検索により、不要な解凍を回避
  • 脆弱性検索ツールをオンデマンドで実行し、セキュリティシステムの穴を特定

主なメリット

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  • サーバ運用時に求められるタスク管理の設定が可能、柔軟な運用を実現
  • 統合管理機能やきめ細かい設定・ログ情報などを提供
  • 仮想化環境、シンクライアントなど企業ITで求められる環境に対応
  • Trend Micro Apex Centralで統合管理を実現

ServerProtect

  • ServerProtectは、ウイルスパターンファイルと検索エンジンのアップデートを自動的にダウンロードして、指定されたサーバに配信するように設定できます。差分アップデートのメカニズムを使用するため、指定されたサーバは前回のアップデート以降に追加された新しいウイルスパターンファイルのみをダウンロードします。これにより、ダウンロード時間の短縮とネットワーク帯域幅の保持が可能になります。
  • ServerProtectは、管理コンソール、インフォメーションサーバ、一般サーバで構成される3層アーキテクチャを採用しています。ファイルサーバ、FTPサーバなど、ServerProtectがインストールされているネットワーク上の任意のサーバを一般サーバとして使用できます。管理コンソールを使用して専用のインフォメーションサーバを設定し、そのインフォメーションサーバで一般サーバを制御します。
     

その他のServer Security Protect製品

管理工数を軽減するSaaS製品のご案内

管理サーバをSaaSで提供するCloud One - Workload Securityであれば、
お客さま環境に管理サーバを構築せずに迅速に重要データを保護できます。

  • 管理サーバを構築する工数を短縮し、スピーディな導入が可能
  • ひとつのセキュリティ製品でデータセンターとクラウドのサーバを保護
  • 製品の更新、ホスティング、データベース管理の運用負荷の軽減
コンピュータ画面を見る男女

サーバセキュリティを強化するために

ServerProtectは、ウイルス対策を主眼としたサーバ向けセキュリティ対策製品ですが、標的型サイバー攻撃からサーバを守るためには、脆弱性対策や多層防御のアプローチが必要です。Cloud One - Workload Security™(以下Workload Security)はサーバセキュリティに必要な複数の機能を1つの保護モジュールに実装した総合サーバセキュリティ対策製品であり、脆弱性対策や多層防御の観点から、より堅牢なサーバセキュリティにはWorkload Securityをおすすめします。

ServerProtect 5.8 システム要件

一般サーバ

CPU Intel Pentium 4 2.5GHz、Intel64 3.0GHz、AMD Athlon 2.0GHz 64ビットと同等またはそれ以上のプロセッサ
OS
  • Windows Server 2016 Essentials Edition
  • Windows Server 2016 Standard Edition
  • Windows Server 2016 Datacenter Edition
  • Windows Storage Serer 2016 Standard Edition
  • Windows Storage Server 2016 Workgroup Edition
  • Windows Server 2019 Essentials Edition
  • Windows Server 2019 Standard Edition
  • Windows Server 2019 Datacenter Edition
  • Windows Server IoT 2019
  • Windows Server 2022 Essentials Edition
  • Windows Server 2022 Standard Edition
  • Windows Server 2022 Datacenter Edition
  • Windows Server IoT 2022
メモリ 1GB(最小) 2GB(推奨)
ハードディスク 500MB以上のハードディスク空き容量
仮想環境について あらゆる仮想環境上におけるServerProtectの動作検証を実施しているわけではありませんが、ServerProtectに対応したOSの動作が保証されているすべての仮想環境のサポートを提供しております。
仮想環境上で動作するトレンドマイクロ製品のサポートについての詳細はサポートページをご参照ください。
ネットワークプロトコルおよびサービス TCP/IP、Microsoft Network、RPCサービスがインストール先サーバで実行されていること

インフォメーションサーバ

CPU 2.5GHz Intel Pentium 4プロセッサまたは3.0GHz EM64T Intelプロセッサまたは2.0GHz AMD Athlon 64ビットプロセッサ (または同等)
OS
  • Windows Server 2016 Essentials Edition
  • Windows Server 2016 Standard Edition
  • Windows Server 2016 Datacenter Edition
  • Windows Storage Serer 2016 Standard Edition
  • Windows Storage Server 2016 Workgroup Edition
  • Windows Server 2019 Essentials Edition
  • Windows Server 2019 Standard Edition
  • Windows Server 2019 Datacenter Edition
  • Windows Server IoT 2019
  • Windows Server 2022 Essentials Edition
  • Windows Server 2022 Standard Edition
  • Windows Server 2022 Datacenter Edition
  • Windows Server IoT 2022
メモリ 1GB(最小) 2GB(推奨)
ハードディスク 500MB以上のハードディスク空き容量
仮想環境について あらゆる仮想環境上におけるServerProtectの動作検証を実施しているわけではありませんが、ServerProtectに対応したOSの動作が保証されているすべての仮想環境のサポートを提供しております。
仮想環境上で動作するトレンドマイクロ製品のサポートについての詳細はサポートページをご参照ください。
ネットワークプロトコルおよびサービス TCP/IP、Microsoft Network、RPCサービスがインストール先サーバで実行されていること
その他
  • インフォメーションサーバと一般サーバ間のコンポーネント配信を円滑に実行するため、最低128Kbpsの帯域幅を確保することをお勧めします。
  • RPC接続に使用するプロトコルとして、TCP/IPまたは名前付きパイプのいずれかを使用します。初期設定はTCP/IPです。現在使用中のプロトコルが使用できなくなった場合には、もう一方へ自動的に切り替わります。
管理コンソール
  • CPU、ネットワークプロトコル及びサービス:インフォメーションサーバと同等
  • OS、メモリ
サーバ環境:インフォメーションサーバと同等
クライアント環境:
- Windows XP Professional SP2またはSP3 (32ビットおよび64ビット)/Home SP2またはSP3:512MB(最小)、1GB(推奨)
- Windows Vista Home/Business/Ultimate (32ビットおよび64ビット) SP1またはSP2:1GB(最小)、2GB(推奨)
- Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate (32ビットおよび64ビット) またはSP1:1GB(最小)、2GB(推奨)
- Windows 8/Windows 8 Pro/Windows 8 Enterprise (32ビットおよび64ビット):1GB(最小)、2GB(推奨)
- Windows 8.1/Windows 8.1 Professional/Enterprise (32ビットおよび64ビット):1GB(最小)、2GB(推奨)
- Windows 10 Professional/Enterprise (32ビットおよび64ビット)
- Windows 11/Windows 11 Pro/Windows 11 Enterprise
モニター解像度 1024×768以上、256色以上

システム要件に関する注意

* 記載されているOSは、すべて日本語版をお使いください。
* お使いのOSによっては、製品の基本パッケージのインストール後、特定の修正プログラムの適用が必要になる場合がございます。詳細は、製品ダウンロードセンターにてご確認ください。
* お使いになるコンピュータには、OSの必要条件に合ったプロセッサが搭載されている必要があります。
* 記載されているディスク容量、メモリ容量は、プログラムをインストールするために必要な値です。実際の運用に必要な容量については、ログファイルサイズ、パターンファイルのファイルサイズなど、利用状況に応じて変化しますのでご注意ください。
* 弊社で動作確認を行い、サポートの対象となるのは、あくまでもWindows Powered NASです。個々のハードウェアベンダ様から別途提供されているスナップショット等独自のユーティリティの動作に関しては、各ベンダ様にご確認ください。
* Windows Powered NAS自体がマルチランゲージであることから、システム言語/ロケールをJapaneseにする必要があります。
* インフォメーションサーバ(IS)の移動機能は制限されます。
* 1台のWindows Powered NASにISと一般サーバ(NS)をインストールしている状態で管理コンソール(MC)からのNSアンインストールはできません。この場合、コントロールパネル→アプリケーションの追加と削除でアンインストールしてください。
* マルチランゲージ版をご使用になる場合には、システム言語/ロケールをJapanese にする必要があります。
* シンクライアント環境ではシンクライアント環境を構成する仮想サーバを保護します。
* システム要件に記載されているOSの種類やハードディスク容量などは、OSのサポート終了、弊社製品の改良などの理由により、予告なく変更される場合があります。
* マイクロソフトによるWindows Server 2008および2008 R2のサポートが2020 年 1 月 14 日に終了することに伴い、ServerProtectでの同OSのサポートは移行期間を考慮して2022年1月31日までとなります。Microsoft社のExtended Security Updates (ESU) の加入有無は関係ありません。
* 他の国での弊社製品を購入された場合、サポート期間が異なる場合があります。
* Windows Server 2019またはWindows Server 2022へのインストールに際しては、こちらも参照ください。

記載内容は2024年2月現在のものです。内容は予告なく変更になる場合がございます

最新の動作環境 詳細につきましては、製品FAQもご確認ください。