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導入事例:国立大学法人 岡山大学

いかにセキュリティ対策を徹底させるか
大学の端末、個人端末の双方に適用可能な包括契約で
統制が困難な教育機関特有の課題を解決


導入の背景・課題

「高度な知の創成と的確な知の継承」を理念に掲げ、研究・教育活動を通して社会に貢献することを目指す岡山大学。11学部、7研究科のほか、大学病院、附属学校などを備え、約2万人の学生が在籍する日本屈指の総合大学である。

現在、教育の現場ではIT活用が大きなテーマの一つとなっている。岡山大学も、教育・研究・学生生活をサポートするため、様々な情報環境の整備を進めている。それと同時に同大学が注力しているのが、多様な情報サービスを安全に運用するためのセキュリティ対策の強化である。

国立大学法人 岡山大学 情報統括センター 教授 稗田 隆 氏

特にリスクが顕在化していたのが、学生が持ち込んだウイルスによるトラブルだ。例えば、情報教室のPCでは、毎月、ウイルスを検出する事案が発生していたという。「ウイルスに感染した個人所有のPCから、USBメモリを経由して持ち込まれるケースがほとんどです」と同大学の稗田 隆氏は話す。

当然、学内のPCにはセキュリティ対策ソフトをインストールしており、水際で感染被害は防いでいる。また、ウイルスを持ち込んだ学生については、2度目の発覚で即座にアカウントを停止。その後、感染の疑いがある個人所有の端末については、情報統括センターで預かり、OSを再インストールした後に返却するという対応を行っている。

とはいえ、持ち込まれたウイルスが、いつ、大きな被害をもたらすかは分からない。しかも、この課題を解決するには一般企業などにはない、大学特有のハードルをクリアしなければならなかった。「大学の管理下にない端末が多く、統制を利かせるのが非常に困難なのです。しかも、個人や研究室などで個別に管理されている端末は、Windows、Mac、Linuxなど、OSも多岐にわたります」と同大学の岡田 俊明氏は説明する。

選定理由・ソリューション

この問題を解決するため、岡山大学が採用したのが「Trend Micro Campus Agreement for Endpoint(以下、TMCA)」である。

これはトレンドマイクロが大学向けに提供しているエンドポイント対策製品のソリューション。大学の事情を考慮した、特別な契約形態となっている点が最大の特長だ。

具体的には、通常のソフトのように端末ごとにライセンス料金が発生するのではなく、学生および教職員など、契約する組織に所属している人員の合計に応じた包括契約を締結。契約後は、大学自身が保有する端末であれば無制限にセキュリティ対策ソフトをインストールできる上、利用者が個人で所有し、学内に持ち込む端末についても、最大3台まで適用できる。

国立大学法人 岡山大学 情報統括センター 情報企画グループ 主任専門職員 岡田 俊明 氏

「この契約形態なら、大学所有の端末だけでなく、個人の持ち込み端末についてもセキュリティ対策を行き渡らせることができます。また、研究室や大学病院などでは、現場の判断で頻繁に端末が購入されるという事情もあるのですが、そうした端末の追加にも速やかに対応することが可能になります」と稗田氏は言う。

もちろん、セキュリティ製品としての品質も評価の対象となった。

「以前より、学内で利用する様々な端末にトレンドマイクロの『ウイルスバスター™ コーポレートエディション』を利用しており、トレンドマイクロ製品なら安心して利用できると判断しました」(岡田氏)。

導入効果

TMCAによる包括契約を締結すれば、以下の製品を利用できる。

  • 集中管理型のウイルス対策製品「ウイルスバスター コーポレートエディション」
  • Windowsサーバ保護のための「ServerProtect™ for Windows」
  • Linuxサーバ保護のための「ServerProtect™ for Linux」

このうち、岡山大学では、情報実習用端末、職員の業務用端末、教職員が利用する端末など、学内の合計1万数千台の端末にウイルスバスター コーポレートエディションを利用できる環境を整備。さらに、学生、教職員の個人端末にも同様のセキュリティ対策ソフトを適用し、エンドポイントセキュリティを強化している。

個人向け端末については、学内にポスターを掲示したり、情報統括センターでパンフレットを作成し、学内に周知を図るなどして、インストールの徹底を図っている。

「現在までに約3,000名がインストールしており、その数は日々、増加しています。結果、個人端末のウイルス感染という根本的な問題を解決でき、USBメモリを経由して情報実習教室のPCにウイルスが持ち込まれる数が減少。学生の端末を預かってOSを再インストールしなければならない情報統括センターのスタッフの負荷も軽減しています」と岡田氏は話す。

また、スマートデバイスの普及などもあり、Windows、Mac、iOS、Androidなど、端末のOSも多様化しているが、それらに広く対応できる点もTMCAの大きなメリットとなっている。

今後も岡山大学では、引き続き、学生、教職員に個人所有の持ち込み端末へのセキュリティ対策ソフトのインストールを呼びかけつつ、情報セキュリティ意識の向上を促していく考えだ。トレンドマイクロも、そうした取り組みをサポートしている。

「先日、トレンドマイクロ主催による『情報セキュリティ標語コンテスト』を実施してもらい、多くの応募がありました。このように、トータルな側面から我々の取り組みを支援してくれることもトレンドマイクロに厚い信頼を寄せる所以です」と岡田氏は言う。

こうしてエンドポイントセキュリティの強化に必要な環境を整えた同大学が次に見据えるのが、ネットワークやサーバへの対策の強化だ。「IDS/IPSやファイアウォールなどのリプレースを現在検討中です。エンドポイント同様、これらについても、岡山大学の情報環境に適した提案を期待しています」と稗田氏はトレンドマイクロに大きな期待を寄せている。

Trend Micro Campus Agreement for Endpointのサービス内容

お客さまプロフィール

  • 国立大学法人 岡山大学
  • 業種:教育
  • 学生数:13,161名(2014年5月現在)
  • 地域:岡山県、日本
  • URL:http://www.okayama-u.ac.jp/

1870年4月に創立された岡山藩医学館を起源とする、140年余の歴史を有するわが国屈指の総合大学。災害が少なく、温暖な気候に恵まれた岡山の地にあって、真に「国際的な『美しい学都』」として地域とともに発展していくことを目指している。

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※ 記載内容は2014年9月現在のものです。内容は予告なく変更される場合があります。