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導入事例:佐倉市

住民情報にアクセスする端末をVDI化
仮想環境に最適なセキュリティ対策を採用し データ保護と併せて運用効率の向上を実現


導入の経緯

千葉県北部の下総台地の中央部、都心へ40km、成田国際空港へは15 kmというロケーションにある千葉県佐倉市。都心への通勤、また海外へのアクセスにおいて利便性の高い地域でありながら、東部、南部の農村地帯などには多くの自然を残す風光明媚な都市だ。同市では、住民サービス向上のため、電子申請や公共施設予約の電子化など、ITを活用したさまざまな施策を推進している。

佐倉市 総務部情報システム課 松本 賢一郎 氏(ネットワークスペシャリスト/VMware Certified Professional 5 )

総務部 情報システム課の松本賢一郎氏は「住民サービスの向上、職員間の情報共有、業務の効率化などは行政機関にとって重要な課題であり、ITはこれらの課題を解決するための有効な手段となります。佐倉市では、最先端のテクノロジーをいち早く取り入れることで、より良いサービス基盤を構築し続けています」と話す。

そんな同市では、早くから仮想化技術に着目。VMware製品を活用して全庁仮想化共通基盤を構築し、安定的な運用を行ってきた。100以上もの業務システムが集約され、稼働しているという。今回、本基盤のリプレース計画にあたって新たに検討したのが、住民情報システムへ接続する端末の仮想デスクトップ化(VDI)である。

松本氏は「以前は住民情報システム用の専用端末が、各課の窓口に3 ~4台しかなく、住民へのサービス提供のスピードに影響が出てしまうことがありました。そこで、職員の業務用端末からVDIを起動して住民情報システムへアクセスさせることを考えました。」と松本氏はVDI 導入を決定した経緯を振り返る。

VDI 環境も含めた新・全庁仮想化共通基盤の構築プロジェクトは、既存の庁内ネットワーク導入や運用保守で実績があったNECフィールディングをパートナーとし、製品の調達についてはNECの支援を仰ぐ体制で進められた。しかし、プロジェクトを進める中、この新たなVDI 環境のセキュリティをどのようにして確保するかが大きな課題として浮上した。住民情報に代表される多くのデータを扱う地方自治体では、常に万全のセキュリティ対策が求められるためだ。


佐倉市の新・全庁仮想化共通基盤におけるセキュリティ対策イメージ

ソリューション

従来から情報セキュリティの確保に注力してきた佐倉市では、VDI環境に最適なセキュリティ対策として、熟慮の末、トレンドマイクロの「Trend Micro Deep Security™」(以下、Deep Security)の採用を決めた。選定のポイントは、VDI環境を含めた豊富な導入実績と、エージェントレスならではのクライアントの素早い立ち上げ、ストレスのないレスポンス、さらに運用効率向上への期待だった。Deep Securityは、VMware® Horizon View™およびVMware vShield Endpointとの組み合わせにより、各仮想PCにエージェントをインストールすることなく、セキュリティ対策を行えるソリューションだ。ウイルススキャンやパターンファイル更新といったシステムに負荷のかかる処理を、各仮想PCからDeep Securityを実装した仮想マシン上にオフロードすることで、VDI本来のパフォーマンスを引き出すことが可能になる。


導入効果

佐倉市 総務部情報システム課 海老 真 氏

現在、佐倉市が構築した新・全庁仮想化共通基盤では、住民情報システム端末のVDI用として300台の仮想マシンが稼働している。VDIの導入効果について、総務部 情報システム課の海老真氏は「VDIを導入してからは、自席で住民情報を確認することができるようになったため、住民の皆様からの問い合わせに対する回答が大幅に迅速化されました。住民サービスのスピードや品質が向上した点は、非常に大きな導入効果であると考えています」と、その手応えを話す。

そのセキュリティ対策として今回採用したDeep Securityの導入効果について、佐倉市では次のように評価している。

「VDIのデスクトップイメージ管理については、マスターイメージによるリンククローン方式で行っています。エージェントレス型のDeep Securityは、この方式と非常に親和性が高く、運用効率も優れています。仮にエージェント型のセキュリティソフトを導入する場合は、マスターイメージをセキュリティ用のエージェントを入れた形で作成する必要があります。運用では、マスターイメージに含まれるパターンファイルの定期的な更新作業が必要となるため、管理負荷がはるかに高くなったと思います。また、実際に端末を使用する現場からの報告では、起動が遅いといったパフォーマンスの劣化は全く発生しておらず、この点についても期待通りでした」(松本氏)。

VDI環境構築において懸案となったセキュリティ課題を解消し、さらに業務システムを集約するサーバ側の仮想環境にもDeep Securityを採用することで、新・仮想化共通基盤全体のセキュリティを確保した佐倉市。同市では、これからも住民サービスの向上と安全性、信頼性の確保を目指して、常に最先端のテクノロジーを活用した行政基盤の在り方を模索し続ける。そんな同市のチャレンジを、トレンドマイクロは支援していく構えだ。

お客さまプロフィール

  • 千葉県佐倉市
  • 業種:地方自治体
  • 人口:175,575人(平成26年4月1日現在)
  • 職員員:1,004人(平成26年度4月1日現在)

千葉県北部、下総台地の中央部に位置し、利便性の高い地域でありながら、東部、南部の農村地帯などには未だ豊かな自然を残す風光明媚な都市。市の宣言として「交通安全都市」「省エネルギー都市」「緑の都市」「平和都市」「人権尊重・人権擁護都市」「佐倉市教育の日」を掲げ、市民皆がお互いを尊重し、協力し合い、豊かで住みよい地域社会を実現することを目指している。

仮想化環境におけるセキュリティ対策の課題と解決 Trend Micro Deep Security の製品詳細情報

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※ 記載内容は2014年5月現在のものです。内容は予告なく変更される場合があります。