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導入事例:YKKビジネスサポート株式会社

社内LAN再接続時の事前ウイルスチェックを実施 オフライン端末専用
ツールでウイルス拡散を未然に防ぐ


社内LAN再接続時のセキュリティ管理に課題

スライドファスナーの市場で圧倒的なシェアを持つYKK。そのグループ企業として2003年に設立されたのが、YKKビジネスサポートだ。同社は、 YKKグループ全社に向けて経理・人事などの管理業務をシェアードサービスとして一元的に提供。さらに、それらの業務に関するシステムの運用、情報セキュ リティ面のサポートなども手がけている。

同社は従来、管理対象の業務用PCについては、トレンドマイクロ ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター)に加え、運用面での工夫を行うことで安全性を確保してきた。
「ほとんどの脅威はウイルスバスターで防げますが、まれに未知の脅威を検知することもあります。そうした場合は、被害拡大を防ぐため、PCをネットワークから一度切断し、オフライン環境下で駆除、再セットアップまでの作業を行うこともありました」と同社の吉川 巧一氏は説明する。
しかし一方で、こうした運用を含む同社の従来のセキュリティ管理方法には、2つの課題があったという。
課題1:社内LANに長期間接続していないPCのセキュリティリスク
例えば、国内外に多数の拠点を持つYKKグループでは、社員の出張頻度も高い。出張時に持ち出したモバイルPCは、その期間中、社内LANに接続できないことが多く、セキュリティ対策ソフトのウイルスパターンファイルが更新できない状態となる。
「海外出張時などは、持参したモバイルPCに現地業者のUSBメモリを差してデータのやり取りを行うこともあります。そのUSBメモリが感染源となって、ウイルスを持ち帰ってしまうリスクなども存在。対策が急務となっていたのです」(吉川氏)。実際、出張から帰国した社員が社内LANにモバイルPCを接続し、そこから、ウイルスがグループネットワーク内に拡散しかけたこともあったという。
課題2:ウイルス感染PCの再セットアップの作業負荷
YKKビジネスサポートが管理しているPCは、広大な事業所内、周辺に散在している関係会社のPCも含めて約1500台存在している。「月に数台程度とはいえ、当該PCを一度現場から回収し再セットアップ、その後また届けるという一連の作業負荷は相当なものでした」と吉川氏は振り返る。

オフライン端末にも最新のパターンファイル(※1)を適用可能

そこで同社が注目したのが、トレンドマイクロのUSBメモリ型ウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable SecurityTM」(以下、TMPS)だった。TMPSは、小型で持ち運びが便利なうえ、ネットワークに接続された管理用端末でパターンファイルをダウンロードすれば、あとは対象端末がオフライン環境であっても、差し込むだけでウイルスチェックが行える。
「これなら、ネットワークから切り離して復旧するPC、これからネットワークに接続しようとしているモバイルPC、いずれのPCにも最新のパターンファイル(※1)を適用したウイルス検索・駆除が手軽に行えると考えたのです」と吉川氏は説明する。
早速、同社はトレンドマイクロから検証機を借り受け、実機でTMPSの使用感を確認。「性能面はもちろん、当初想定していたよりウイルス検索の速度も速く、テスト結果は満足いくものでした」と同社の秋元 紀英氏は強調する。また同社が従来、ウイルスバスターを使用しており、トレンドマイクロ製品への信頼感があったことも採用を後押しした。秋元氏は「既に利用中の製品と同様の条件で検索・駆除が行える点は便利でした」と話す。
こうして同社はTMPSを導入。「導入を機に、自社PCのほか、グループ会社が所有する一部のPCに対しても、当社がウイルス検索・駆除を行うフローを策定。一定期間ネットワークにつながっていなかったPCを再接続する際に、TMPSによる事前ウイルスチェックを実施しています」と秋元氏は言う。

本事例におけるTrend Micro Portable SecurityTM利用方法

LAN再接続時のセキュリティリスクを低減。ウイルス感染時の作業負荷も軽減

TMPSは、同社のセキュリティ管理体制に多くのメリットをもたらした。
例えば、海外で使われたモバイルPCなどのLAN再接続時のウイルスチェックについては、TMPSを差し込むだけでよくなり、非常にスムーズに行うことが可能になった。
「また、TMPSは小型で、広い敷地内での持ち運びに便利。ウイルス感染の疑いがあるPCがあっても、回収することなくその場で検索・駆除作業を完了できるため助かっています」と吉川氏は言う。管理の負荷も大きく軽減され、現在、約1500台の対象PCに対し管理者は3名。しかし、大きな問題なく対応できているそうだ。
こうした成果を受け、同社は、常時オフライン環境にある端末に対してもTMPSの利用範囲を拡大している。例えば、ウイルス感染が疑われるUSBメモリが見つかった場合に備え、同社はウイルスバスターをインストールしたスタンドアロンのチェック用PCを用意している。
「従来、ウイルスチェック後はチェック用PC自体のクリーンアップのため、再セットアップを行っていましたが、これも現在はUSB端子にTMPSを差し込むだけ。作業負荷と作業時間が大幅に削減できています」と秋元氏は話す。
万全を目指し策定される企業のセキュリティルールは、必ずしも業務の実運用に沿うとは限らない。そこで同社は、その間を柔軟につなぐツールとして、TMPSを活用している。一部、新しい活用の例も出始めているという。具体的には、同社は採用活動の一環として、大学生向けのセミナーを実施している。そこで使われるモバイルPCのウイルスチェックを、TMPSによって実施したという。
「発表資料などを学生がUSBメモリで持ち込むことも多く、こうした対策は必須でした。ほかにも、セキュリティがネックとなり実現できない業務があれば、TMPSの活用を提案することで、解決法を探りたいですね」と吉川氏は言う。
業務用PCのより安全な運用、PCのネットワーク再接続時および外部からの持ち込みPCのチェックなど、TMPSの特長を生かし、さまざまな用途で活用しているYKKビジネスサポート。これにより、ウイルス感染被害の拡大を抑止し、高度なセキュリティを実現している。今後も、同社では、TMPSの一層の活用により、全社的な情報セキュリティレベル向上を目指していく構えだ。

※1 管理用端末でパターンファイルをアップデートした時点の最新のパターンファイルにてウイルスチェックを行う。
※ TMPSは管理用端末のウイルス検索は行わない。

【導入先プロフィール】

名称 YKKビジネスサポート株式会社
所在地 〒938-8601 富山県黒部市吉田200
設立 2003年4月1日
資本金 1億円
従業員数 180名(2012年3月末現在)
事業内容 YKKグループ各社に向けた総務・人事・経理・情報システムの業務受託サービス
URL http://www.ykk.co.jp/

YKKビジネスサポート株式会社 導入事例2ページ(PDF:880KB)

※ 記載内容は2013年4月現在のものです。内容は予告なく変更される場合があります。