標的型サイバー攻撃発生時の対応方法を学ぶオンライン教材を無償提供

~インシデント対応に不可欠の意思決定プロセスをゲーム形式で学べる~

2016年7月13日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、企業の上層部やインシデント対応メンバーを対象に、インシデント発生時の正しい意思決定プロセスと標的型サイバー攻撃に有効な対策についてゲーム形式で学ぶことができるオンライン教材「標的型サイバー攻撃 ビデオシミュレーションゲーム」の無償提供を開始します。

 

トレンドマイクロの調査では、標的型サイバー攻撃の兆候を示す不正な通信が23%の組織で確認され、またサイバー犯罪者による初期の侵入から被害に気付くまでは平均156日を要しているといった課題が明らかになっています(※1)。企業を狙う標的型サイバー攻撃の被害は後を絶たず、これまで以上にインシデント対応の重要性が高まってきています。一方で、インシデント対応プロセスが文書化されかつ定期的に見直しを実施している民間企業は36.9%(※2)にとどまっており、いざ自社が標的型サイバー攻撃の被害に遭った場合の対応に課題を抱えている組織も少なくありません。

本教材は、企業において情報セキュリティに従事する意思決定者を対象としており、プレイヤーは架空の企業のCIOとして、5つのステージで次々に発生するセキュリティインシデントを疑似体験します。社運を賭けた新規ビジネスの立ち上げに対する経営者からの重圧、社内関連部門との摩擦、企業を狙うサイバー犯罪者の脅威や、限られた予算、人員、時間といったような実際の企業が抱える条件のなかで、プレイヤーは正しい意思決定をして各局面を打開しなければなりません。約20分でインシデント対応時の正しい意思決定や標的型サイバー攻撃に求められる対策を学ぶことができます。

本教材は日本語の他、英語、中国語、フランス語など全14か国語に対応しており、海外拠点を持つグローバル企業においても活用することができます。

「標的型サイバー攻撃 ビデオシミュレーションゲーム」のホーム画面 イメージ

(※1) 2016年トレンドマイクロ調べ
(※2) 出典:トレンドマイクロ「組織におけるセキュリティ対策実態調査2015年版」

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