「Trend Micro Deep Security™」と「Trend Micro SecureCloud™」、Microsoft Azureとの連携をさらに強化

~クラウド上のセキュリティにおける運用性・安全性を向上~

2015年2月12日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」と、クラウドストレージ向けデータ保護ソリューション「Trend Micro SecureCloud(以下、TMSC)の2製品において、Microsoft Azure環境との連携を更に強化する機能拡張を行うことをお知らせいたします。今回の機能拡張により、企業ユーザがMicrosoft Azure環境をより安全に、容易なセキュリティ運用で活用できるように支援します。

Deep Securityは、サーバのセキュリティに求められる多様な機能(脆弱性対策、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視、ウイルス対策)(※1)を1つのソリューションとして実装したサーバセキュリティ対策製品です。仮想サーバの増加に応じて、予め設定したセキュリティポリシーを自動に適用する機能を提供しており、クラウドサービスの特性である可用性を損なわないセキュリティ運用が可能です。
今回、Deep Securityバージョン9.5 サービスパック1にて、Microsoft Azureと連携するためのクラウドコネクタ機能を新たに実装します。このDeep SecurityとMicrosoft Azureとのクラウドコネクタ機能の連携は、トレンドマイクロ独自のインテグレーションです。
この機能により、仮想サーバの減少をDeep Securityが自動的に認識し、Deep Securityの管理マネージャ上から減少したサーバのセキュリティ設定が自動的に削除されるようになりました。従来仮想サーバが減少した際に発生していた管理者による手動のセキュリティ設定削除が不要となり、仮想サーバの増減が頻繁に行われるクラウド環境において、管理者のセキュリティ運用負荷を軽減します。
また今回の機能追加により、Microsoft Azure上の仮想サーバ情報をDeep Security Managerの管理コンソール上で一元的に可視化し管理することが可能になりました。具体的には、Deep Securityにより保護されていないものも含めたMicrosoft Azure上の全ての仮想サーバをDeep Securityの管理コンソール上で確認することが可能になります。セキュリティ対策状況を可視化することで、クラウド上のシステムにおけるセキュリティの抜け漏れを防ぐことができ、セキュリティ強化の底上げが実現します。

TMSC は、クラウドストレージへのデータアクセスを「鍵」で管理し、セキュリティポリシーに適合した仮想サーバ以外からのデータへのアクセスを防止するデータ保護ソリューションです。同時に、クラウド上のデータをボリューム単位で暗号化します。これまで対応してきたアマゾンウェブサービス(AWS)に加え、今回リリースする新バージョン3.7よりMicrosoft Azureにも対応します。
また新バージョンでは、データデバイスにアクセスする仮想サーバの安全性をより細かく確認できるようになりました。仮想サーバにインストールされているDeep Security エージェントの設定状態を確認し、鍵の配信の可否を決定することにより、データアクセスの安全性をさらに向上します。

トレンドマイクロは、日本マイクロソフト株式会社をはじめとするクラウドベンダーと共に、クラウド環境に適したセキュリティ強化に取り組んできました。今後も引き続き、企業が安全にクラウド上システムを活用できるよう取り組んでいきます。

なお、本発表にあたり、日本マイクロソフト株式会社様よりエンドースメントをいただいています。

トレンドマイクロ株式会社殿の総合サーバーセキュリティ対策製品における新機能リリースを心より歓迎いたします。日本マイクロソフトのパブリッククラウド「Microsoft Azure」と連携し、より安全で、より管理運用性の高いサービスを提供する「Trend Micro Deep Security」「Trend Micro SecureCloud」の機能拡充は、エンタープライズのお客様のみならず全てのクラウドユーザーに大きな安心をお届けできるものと確信しております。今後も日本マイクロソフトはトレンドマイクロ株式会社殿と連携して、お客様の快適で安全なクラウドサービスを提供して参ります。

佐藤久 業務執行役員 本部長 サーバープラットフォームビジネス本部

<製品概要>
■Trend Micro Deep Security 9.5 Service Pack 1
販売開始日:2015年2月12日

 

■Trend Micro SecureCloud 3.7
販売開始日:2015年3月下旬

 

※1 製品ラインナップにより、利用できる機能が異なります。

※ 本リリースに記載された内容は2015年2月12日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
※ TREND MICRO、Trend Micro Deep Security、Deep Security、およびSECURE CLOUDは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。その他記載の会社名、製品名およびサービス名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。