トレンドマイクロ、Microsoft Office 365利用者向けの総合的な機能強化を発表

~クラウドに移行する組織向けに、標的型攻撃やデータ紛失を防御する新機能を提供~

2014年7月25日

※本リリースは、2014年7月15日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です。

ビジネスの効率化とITインフラの簡素化を求めクラウド化を進める組織が増加する中、クラウドセキュリティ分野の世界的リーダーである(※1)トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、Microsoft™ Office 365™利用者向けに、近日新しく複数の機能強化を行うことを発表します。これらの強化により、マイクロソフト社が提供するインフラからのデータ紛失や、巧妙化が進む不正プログラムに対する総合的な防御を提供するとともに、組織における集中管理を実現し、トレンドマイクロがコミットメントする、クラウドアーキテクチャのセキュリティを高めるソリューション展開を推進します。
1 出典: Experton Group - 2013 Cloud Vendor Benchmark report

「トレンドマイクロとマイクロソフトの協業には深い歴史があります。我々が取り組んできた、堅固なセキュリティオプションを提供するアプローチは、ユーザにとって、クラウドがもたらす高いROIを存分に享受するための一助となっています」トレンドマイクロのグローバルチャネル ストラテジックアライアンス バイスプレジデントであるPartha Pandaは述べました。「このようなセキュリティ強化のアプローチにより、マイクロソフトパートナーは顧客に対しセキュリティへの関心を高めるよう働きかけ、案件をより効果的に成約に結び付けることが可能になりました。最大のセキュリティ専任ソフトウェアプロバイダーとして、我々は、グローバルに業界を横断して急速に採用が進んでいるクラウドの保護の分野で、革新者であり続けることを約束します」

トレンドマイクロは、エンドポイント、Web、メールを包括し、マイクロソフト環境におけるマルチレイヤ―の脅威防御とデータ保護の強化を支援します。この相互連携したセキュリティ提供により、Citadel、Luuuk、SpyEye、ZeuSといった攻撃から、エンドポイント、アプリケーション、および、ネットワークレベルにおいて、幅広い防御機能を用いてユーザを保護します。これらのソリューションは、ユーザ組織それぞれのビジネス要件に応じた最適な状態に防御を調整することが可能です。オンプレミス、クラウド、およびハイブリッド環境のいずれにおいても、クラウドに移行するうえで動的に変化するIT環境にフィットするよう、柔軟に対応します。

「クラウドを活用することにより、企業は長期にわたるシステム展開プロセスや、時代遅れの技術による制限に頭を悩ませるのではなく、顧客および利益にフォーカスしてビジネスを推進することが可能になります」マイクロソフトのジェネラルマネージャであるKim Akersは語ります。「トレンドマイクロに代表されるセキュリティ企業は、データセキュリティに関する幅広い知見を持っています。これらの知見は、セキュアなクラウドアプリケーション構築を支援し、我々のソリューションを補完するものです」

トレンドマイクロは今年のMicrosoft World Partner Conferenceに出展し、Microsoft CloudおよびOffice 365に関連した以下の新しいセキュリティ提案を紹介します。

Trend Micro™ Cloud App Security(※2)
この新しいソリューションは、Exchange Online、SharePoint Online、およびOneDrive for BusinessなどのMicrosoft APIを用いたOffice 365に直接的に統合するものです。顧客が管理可能な鍵を用いて保存データを暗号化することで、Office 365利用者はその機能を保持したまま、データを制御することが可能になります。
さらに、サンドボックス分析を用いた先進的な不正プログラム検知によりリスクを低減し、情報漏洩防止機能によりコンプライアンスをシンプル化します。
※2 日本では年内の提供開始を予定しています。

Trend Micro Hosted Email Security™
現在、Trend Micro Hosted Email SecurityはOffice 365環境における最高のパフォーマンスを示すスパムフィルタリング(※3)、および不正プログラムフィルタリングを提供しています。メールに添付される不正プログラム、記載された不正URL、スパムやグレーメール、フィッシング攻撃をスキャニングすることで、ユーザを保護します。今後の製品改訂で、スピアフィッシングからの保護および隠ぺいされた不正プログラムの検知を強化します(※4)。
※3 出典: OpusOne Anti Spam tests;
http://cloudsecurity.trendmicro.com/us/technology-innovation/our-technology/competitive-benchmarks/#email-security
※4 強化機能は年内の提供開始を予定しています。

「マイクロソフト、および、トレンドマイクロ双方のパートナー企業である我々にとって、生産性と採算性を推進するユーザーフレンドリーな技術を最大限セキュアな状態で提供することにより、我々の顧客のビジネス成長を強力に支援することが可能になります」En Pointe Technologies社のマイクロソフトジェネラルマネージャ、Mike Hogan氏は語ります。 「トレンドマイクロがマイクロソフトとの協業関係を引き続き強化していくことを大変うれしく思います。マイクロソフトのクラウドサービスは、我々の顧客の幅広い多様なニーズにこたえるものです。そこにトレンドマイクロのセキュリティが加わることにより、さらに力強いセールスポイントが生まれるものと確信しています」

トレンドマイクロでは、上記以外にもマイクロソフト環境に対するセキュリティ強化ソリューションとして、Azure、SharePointおよびAgent Extension利用環境においてサポートを提供する各種製品、Deep Security™やSecureCloud™、PortalProtect™を提供しています。さらに、トレンドマイクロソリューションは、Exchange、SharePoint、Lyncサーバでの使用を、オンプレミス、クラウド環境に関わらずサポートしています。トレンドマイクロは、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリにて公開されるゼロデイ脆弱性に対する保護を提供するMicrosoft Active Protections Programのメンバーでもあります。

Microsoft Office 365に対するトレンドマイクロの総合的なセキュリティに関する詳細情報は、以下をご確認ください。
www.trendmicro.com/office365 (英語サイト)

Cloud App Securityに関するベータサイトは以下をご確認ください。
http://beta.trendmicro.com/en/90390/english/external-beta.aspx (英語サイト、要登録)

※ 本リリースは、2014年7月15日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
※ TREND MICRO、Trend Micro Hosted Email Security、Hosted Email Security、Trend Micro Deep Security、Deep Security、SECURE CLOUD、およびPortalProtect はトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。