サーバ向け総合セキュリティをクラウド型サービスで提供 「Trend Micro Deep Security™ as a Service」発表

~管理サーバの構築が不要で、手軽にパブリッククラウド上のシステムを保護~

2014年7月23日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、管理サーバ不要で導入・運用が容易なクラウド型セキュリティサービスブランド「Trend Micro Security as a Service」のサービスラインナップを拡充し、サーバ向けクラウド型セキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service(以下、DSaaS)」を9月1日より提供開始することをお知らせします。
トレンドマイクロは、DSaaSの提供により、今後3年間で15億円の売上を目指します。

DSaaSは、トレンドマイクロが管理サーバをクラウド上で提供する、サーバ向けクラウド型セキュリティサービスです。ウイルス対策、ファイアウォールや脆弱性対策、ファイルやレジストリの変更監視、セキュリティログ監視機能などサーバ保護に必要なセキュリティ機能を一元的に提供します。導入にあたり管理サーバを構築する必要がないため、手軽に利用できます。ユーザは、クラウド上の管理サーバにログインすることで、セキュリティ設定の変更やログ管理を行うことができます。

近年、迅速にシステム構築・運用が可能なインフラとして、パブリッククラウドが企業ユーザに普及しています。DSaaSは、管理サーバの構築にかかる工数を短縮できるため、システム構築から運用開始までをパブリッククラウド上で短期間に行いたい企業ユーザにとって、安全性の高いシステムを迅速に構築・運用するセキュリティ対策として大変適しています。

トレンドマイクロは、クラウド型セキュリティサービスブランド「Trend Micro Security as a Service」の1ラインナップとして、提携パートナー企業を通じてDSaaSを提供します。パートナー企業が自社サービスと組み合わせて販売することも可能です。クラウド上のサーバ運用に最適化されたサーバ向けセキュリティ機能を、クラウド上のシステム構築サービスなど提供パートナーのサービスと組み合わせて提供することで、クラウドサービスに関する幅広いニーズに対応したサービス展開が可能になります。

サーバ向けクラウド型セキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」概要

■DSaaSで提供する主な機能(※1)

  • ウイルス対策機能:
    クラウド上のシステムに侵入したウイルスを検知・駆除します。
  • IDS/IPS(仮想パッチ):
    OSやアプリケーションの脆弱性情報に対応した仮想パッチで、脆弱性を狙った攻撃からシステムを保護します。また、ネットワーク上の不正な振る舞いを検知しブロックします。
  • Webアプリケーション保護:
    SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)などからシステムを守ります。
  • ファイアウォール:
    IPやMACアドレス、ポートなどによるフィルタリングでシステムを守ります。
  • ファイルやレジストリの変更監視:
    OSやアプリケーションの重要なファイル・レジストリを監視し、システムへの不正な変更、改ざんを検知します。また、スケジュールされたタスクが正常に実行されているかを監視します。
  • セキュリティログ監視:
    OSやアプリケーションのログを解析し、監視対象のシステムの重要なセキュリティイベントを可視化します。インシデント発生時のアラート通知や、SIEM(Security Information and Event Management)などでログの一元管理も可能です。
  • Auto Scaling (オートスケール機能)対応:
    サーバ負荷の増減等に応じて自動的に生成・削除されるクラウド上の仮想マシンに対し、条件に応じて指定したセキュリティポリシーを自動で適用することができます。

※1 DSaaSは、Trend Micro Deep Security 9.0エージェント型と同じ機能を提供します。DSaaSは、エージェントレスでの提供はありません。

■価格:
DSaaSは「Trend Micro Security as a Service」のサービス提供パートナー企業から提供されます。サービス価格は、各パートナー企業にお問い合わせ下さい。

■購入方法:
本サービスの取り扱いパートナー企業については、当社営業までお問い合わせ下さい。

■提供開始日:2014年9 月1日

その他機能詳細、システム要件については下記のページをご確認ください。
www.go-tm.jp/tmdsaas

<「Trend Micro Security as a Service」について>

「Trend Micro Security as a Service」は、トレンドマイクロが提供するクラウド型セキュリティサービスブランドです。クライアントPCやサーバ、モバイル端末のセキュリティ対 策、URLフィルタリングなど、様々なセキュリティをクラウド型で提供しています。
パートナー企業の独自ブランドでのサービス提供にも対応したライセンス体系を適用し、お客さまが必要なサービスを必要な時に適切な形で提供します。
詳細は、以下をご確認ください。
http://www.trendmicro.co.jp/jp/business/solutions/saas/

なお、本発表に関して、以下のパートナー企業様よりメッセージをいただいております。(50音順)

●cloudpack(アイレット株式会社) 代表取締役CEO 齋藤 将平 様

AWSのAPNプレミア コンサルティングパートナーであるcloudpackを運営するアイレット株式会社は、トレンドマイクロ社「Trend Micro Deep Security as a Service」の提供開始を心から歓迎いたします。今回のリリースによりDeep Security 導入時に必要な管理サーバを自前で持つ必要がなくなり、その構築や運用保守作業が不要となります。そのため維持コストをおさえることができ、その分、本来の目的であるセキュリティに対する運用業務に注力することが可能となります。今後のクラウド化が進んでいくITシステムの分野で、Deep Securityが必須のセキュリティソリューションとなることを期待しています。

●株式会社日立ソリューションズ
 プラットフォームソリューション事業本部 プロダクトソリューション事業部
 プラットフォームプロダクト本部 本部長 熊谷 隆 様 

株式会社日立ソリューションズは、トレンドマイクロのサーバ向けクラウド型セキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」の提供開始を歓迎いたします。
近年、企業システムのサーバは、急速にクラウド化が進んでおり、よりセキュリティ対策へのニーズが高まっています。このような中で、今回の発表は当該製品の企業システムへの適用を一層加速させるものと考えております。 日立ソリューションズは「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」を提供しており、強固なセキュリティ製品であるトレンドマイクロの「TrendMicro Deep Security」を積極的にお客様へ導入してきました。今回の発表により、日立ソリューションズは今後も長期間にわたって安心してご利用いただける最適なソリューションを提供していきます。

※ 本リリースは、2014年7月23日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
※ TREND MICRO、Trend Micro Deep Security、およびDeep Securityは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。その他記載の会社名、製品名およびサービス名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。