トレンドマイクロ、Microsoft Azure利用者に脅威からのデータ保護ソリューションを提供

~協業を拡張し、企業のクラウド移行において、包括的なセキュリティ提供を実現~

2014年5月27日

※ 本リリースは、2014年5月12日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です。

多くの企業がビジネスへのスピードと多様性に着目しクラウド化を進めていく中、クラウドセキュリティ分野の世界的リーダー(※1)であるトレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、本日、マイクロソフト社との戦略的協業を強化し、Microsoft Cloudの利用企業に対して、さらなるセキュリティを提供することを発表します。今回の協業により、マイクロソフトユーザ企業が、SharePoint などのアプリケーションや、Microsoft Azure、Windows Server 2012などのプラットフォームにおけるセキュリティ責任を果たすことをサポートします。マイクロソフトは引き続き安全なインフラを提供し、トレンドマイクロはクラウドやハイブリット構造を安全に運用するために、データやアプリケーション、オペレーティングシステムに対して一元管理と包括的なセキュリティ保護を提供します。

トレンドマイクロのクラウド・データセンター セキュリティ シニアバイスプレジデントBill McGeeは次のように述べています。「クラウドの規模と多様性を最大限に活用することは、あらゆる規模の企業にとって非常に重要です。しかし、情報資産は安全に保たれなくてはいけません。生産性とユーザ満足度を高く保つためにも、セキュリティは信頼性と利便性を兼ね備えていなくてはいけません。そのために、トレンドマイクロはクラウドや仮想化の導入の活性に向けて、包括的なセキュリティソリューション提供を牽引しています。マイクロソフトとの協業は、当社がこの分野において長年投資してきた成果である幅広い顧客基盤にアプローチすることを可能にします。今回の発表は、クラウドサービスの利用が引き続き加速し、従来のサービスが組み込まれた時と同等またはそれ以上のレベルで保護されていることを担保してくために、マイクロソフトと今後予定している様々な取り組みの第一歩です」

今年のTechEd North Americaにおいて、トレンドマイクロは自社のセキュリティ製品であるTrend Micro Deep Security™、Trend Micro SecureCloud™、PortalProtect™の、マイクロソフトの技術をサポートする以下の新機能を紹介する予定です(※2)。

Microsoft Azure
Trend Micro Deep SecurityとTrend Micro SecureCloudを、Microsoft Azure上に組み込まれた仮想マシンにおいて脅威からの保護およびデータ保護のセキュリティ管理のために利用することが可能です(※2)。このセキュリティ管理では、自動一元管理によるポリシー管理と連動させたウイルス対策、侵入検知および防御、暗号化が行われます。

Microsoft SharePoint
オンプレミス環境からマイクロソフトのクラウド環境に移行する際に、トレンドマイクロのPortalProtectはMicrosoft Azure上のSharePointのワークロードにおいてデータ保護を提供します。

Microsoft Agent Extension
Trend Micro Deep SecurityはMicrosoft Azure上で仮想マシンを設定する際のセキュリティ拡張として利用できます(※3)。さらに、Powershell ExtensionsはMicrosoft Azure上の仮想マシンやSharePointワークロードにおけるTrend Micro Deep Security、Trend Micro SecureCloud、PortalProtectの導入を簡素化する役割を果たします(※2、※3)。

Microsoft Azureのプリンシパル グループ マネージャのCorey Sandersは次のように述べています。「クラウド環境と仮想環境におけるソリューションの領域を広げるにあたって、当社ではセキュリティは顧客ニーズを満たす上で引き続き主要な役割を果たすと考えております。ゆえに、トレンドマイクロとの協業は当社のビジネス展開において非常に重要になっています。トレンドマイクロは一貫して確かな専門性と革新的なセキュリティソリューションを提供し、顧客に対してクラウドのあらゆる可能性を備えた安全なビジネス展開をサポートしてきました。引き続きトレンドマイクロと連携を深めていきます」

トレンドマイクロは様々なマイクロソフト環境においてセキュリティ開発に実績のあるMicrosoft Gold Certified パートナーです。Windows、Exchange、SharePoint、また、最近ではHyper-VやMicrosoft Azureに代表される仮想化とクラウド化のセキュリティを提供しています。トレンドマイクロはMAPP (the Microsoft Active Protections Program)のメンバーでもあります。MAPPはセキュリティ ソフトウェア プロバイダーのためのプログラムであり、メンバーはマイクロソフト セキュリティ レスポンスセンターから、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリにて発表されたゼロディ脆弱性から保護するための製品アップデートに関するセキュリティ情報が提供されます。

※1 出典Experton Group-2013 cloud Vendor Benchmark report
※2 日本国内において、Microsoft Azure環境におけるTrend Micro SecureCloud のサポートは行っておりません。日本での対応は未定です。
※3 現在、日本国内では購入およびサポート対応しておりません。日本での対応は未定です。

※ TREND MICRO、Trend Micro Deep Security、Deep Security、SECURE CLOUD、およびPortalProtect はトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。